高校転校したい!
だけど、転校先はあるの?
高卒取れるの?同級生と卒業できるの?
こんな疑問にお答えします
本記事では
1.「全日制高校(公立私立)」「通信制高校」「高卒認定試験」転校可能な場所
2.高卒までの期間
3.高卒資格の違い
について理解できます。
読み終わったら、転校先を絞り込めるようになっています。
かみ砕いてわかりやすく解説しますので、最後まで読んで見てください。
信頼性
・通信制高校の生徒指導をして17年になります
・転入学に関する相談件数毎年150件(累計2000件)
・生徒数1万人を超える通信制高校ベスト5に入る
・高卒認定試験対策指導10年継続
【転入と編入の違い】
・転入:在籍高校から転校先の高校へ在籍期間と単位を引き継げる
・編入:在籍高校を退学して、次の高校へ学年途中で再入学すること
公立高校 私立高校全日制への転校
結論から言うと公立高校と私立高校全日制への転校は、条件が厳しいですが可能です
以下が条件です
【公立】
①一家転住などやむを得ない事情がある
②在学している高等学校の教育課程と転入希望先の高校の
教育課程との間に著しい差異がない
③転校先の高校に入学できる学力がある&定員に余裕がある
④通学区域に関する規則に違反しない
【私立】
公立とほぼ同様です
私立の場合は各高校で転入条件が決められていますので
転校したい私立高校へ問い合わせてみましょう
転入はかなり限定的です
自己都合での転入はできないため、
3月に実施される公立高校の試験を受験して
1年生からやり直す必要があります
転入:在籍高校から転校先の高校へ在籍期間と単位を引き継げる
編入:在籍高校を退学して、次の高校へ学年途中で再入学すること
メリットデメリット
転入は学歴上学校名が変わるだけです
編入は一度退学していますから、高校中退という学歴になるためできるだけ転入にすることをおすすめします
1,公立高校、私立高校全日制に転校は厳しい?
結論から言うと公立高校への途中転校の条件は以下の内容が一般的です。
①転入学希望者が一家転住などやむをえない事情があること
➁転入学希望者が在学している高等学校の教育課程と転入学希望先の高等学校の教育課程との間に、著しい差異がないこと
③転入学希望者が高等学校に入学できる学力があること
転入学希望先の高等学校に転入学者を受け入れる定員の余裕があること。
④通学区域に関する規則に違反しないこと。
各都道府県、高校によって細かく異なります。都道府県の教育委員会ホームページをご覧ください。
私立全日制高校は上記の公立全日制と同様ですが、私立の場合は各高校で転入条件が決められています。転校したい私立高校へ問い合わせてみましょう
公立、私立全日制高校への転入はかなり限定的です。自己都合での転入はできないため、3月に実施される公立高校の試験を受験して一からやり直す必要があります。
公立通信制高校、私立通信制高校への転入
【公立通信制高校】
公立通信制高校への編入は年に2回、主に9月と3月に実施されます。
同じ学科間という条件が多いようです。編入は3月に実施されます。
ほとんどの公立通信制高校は今在籍している学校を12月までに退学してから、出願しなければならないため、単位や在籍期間を引き継げません。
つまり、留年をしてやり直すことになる可能性があります。
各都道府県教育委員会に相談が必要です。
【私立通信制高校】
私立通信制高校は途中転入が可能です。
転入できる時期は4月から遅いところで1月や2月まで受け入れている学校もあります。
在籍高校の在籍期間や単位を引き継げるのが魅力的です。
そして、転入となり同級生と一緒に卒業できるため、この選択肢を選ぶ人が大変多いです。
高卒認定試験
中卒もしくは高校を中退の人が、試験を受けて早く高卒程度の資格を取りたいという方法
年に2回、8月と11月に高卒認定試験があり、8〜9科目合格すれば高卒と同等の資格として認められます。
例えば、高校1年で退学して高校3年生の年齢まで空白の期間がある場合、高校卒業となるには最低2年間は高校に在籍し、単位を取らなければなりません。しかし、高卒認定試験は3年生年齢の8月、11月に試験があり、両月で8〜9科目合格すれば、同級生と同じ3月に高卒資格が取れます。
大学進学、専門学校進学、就職も高校卒業と同等扱いになるので、受験する人も多いです。高卒認定試験に関する詳しい記事を作成していますのでそちらを参照ください。
メリットとデメリット
種類 | メリット | デメリット |
全日制公立・私立への転校 | 同じレベルの高校で学べる 学費は今の学校とほぼ同じ 学歴上でもデメリットになることはない | 今の学校でほとんど通えていなければ、 毎日通うという点ではかなりの覚悟が必要 |
公立通信制高校 | 今の学校よりも授業時数が少ない ゆとりを持って学べる 学費が安い | 自己管理力がかなり必要 一年遅れでの卒業になる可能性 |
私立通信制高校への転校 | 自分のペースで学べる サポートの手厚さ 卒業率が高い | 自由度が高い分、自己管理が必要 学費が高い |
高卒認定試験の取得 | 短期で高卒資格がとれる 高卒の学歴と同等の進学と就職ができる | 学歴ではなく、高卒程度の学力があることを証明するもの 最終学歴は中卒か高校中退 |
詳しく説明していきますね
【公立高校全日制、私立高校全日制】
転入メリットは、同じレベルの高校で学べるため、今の学校と環境のみ変えることができます。学費は今の学校とそれほど大きく高くなることもありません。学歴上でもデメリットになることはないですね。しかし、今の学校でほとんど通えていないのであれば、全日制高校への転入は毎日通うという点ではかなりの覚悟が必要です。
【公立の通信制高校】
今の学校よりも授業時数が少ないのでゆとりを持って学べる環境になります。また学費も安いのでアルバイトをしながらでも高卒が取れます。しかしレポート課題があり、自己管理力を高めなければ卒業は危うくなります。特に声をかけてくれるわけではないので、注意が必要です。また、一年遅れでの卒業になる可能性があります。
【私立通信制高校】
自分のペースで学びを進めることができますし、卒業までサポートしてくれる学校が多いです。ピンキリですが、卒業率も高く、高校卒業という目的を達成しやすい環境です。
一方、学費がかかることと学歴上、全日制から通信制に転入となりますので、全日制高校に負けない武器(資格や経験、ボランティア、仕事)を持つことが重要です。
学費がかかることを除けば、私は私立通信制高校がサポートの手厚さを考えるとおすすめです。
【高卒認定試験】
中卒、高校中退でも短期で高卒資格がとれるので、メリットは大きいです。高卒の学歴と同等の進学と就職ができます。ただし、学歴とは異なりますので、最終学歴は中卒か高校中退となってしまいます。
まとめ
学費に余裕がある方は、私立通信制高校がサポートもふくめておすすめです。学歴も私立高校卒業になりますし、多種多様な学びが用意されているので、自分が目指したい学びがあります。私は通信制高校に勤めていますが、自分の高校時代にこれだけの指導をしてくれたら、人生が大きく変わっただろうと思います。目の前で生徒が変わっていく様子を何度も見てきました。
最後に転入先の学校名は進学や就職する際に意外と重要です。変わった名前だと進学や就職で、面接官に違和感を感じさせてしまったり、突っ込んで話を聞かれることもありますので、転入は慎重に検討してくださいね。
最後まで読んでいただき嬉しいです。お役に立てたでしょうか?
みなさんの人生が前向きでさらによくなることを祈っています!ありがとうございました。
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